迷える不動産業者のための十ヶ条

番外.CRMしないの?

「CRMってなにさ?」というかたはこちらをどうぞ。 http://www.google.co.jp/ 今日、賃貸物件の契約を済ませた人は、2年後に部屋探しをしている可能性が高い。この人のさまざまな属性を会社は把握できているはずなので、2年後のオーソドックスな変化を踏まえ…

10.バックグラウンドで動かすデータベースには詳細な情報・細かな項目も。

さて、前置き含め11回もの連日連載にて展開してきた『迷える不動産業者のための十ヶ条』。条項としては今回の第10条が最後となる。 インターネットで物件情報を提供する場合、部屋探しをしているユーザーにとって検索機能は必須だ。つまり、検索機能の無い不…

9.必要十分なデザインの品質を。

企業サイトとして最低限要求される品質のデザインにはしたいところ。 安価なものからかなり値のはるものまでさまざまなホームページ作成ソフトが市販されているので、内製化に挑戦してみる選択肢もある(無論おすすめできない。費やす時間を人件費で換算する…

8.リアル店舗・人物の存在感を。

自分の条件に合致する賃貸物件をネット上で見つけたとしても、お客の99%は連絡先に「問い合わせ」をする。 「ホームページ見たんですけど」「管理番号○○○の部屋、まだ決まってませんか?」「これ、2DKなんですね?」「家賃は○万円なんですね?」「で、管理…

7.物件情報にはタイムスタンプを。

情報誌で自分の条件を満たす物件を見つけ、問い合わせ先に電話を入れてみるとこういう返事が。「申し訳ございません。その物件はすでに(契約が)決まってしまいましたー」。誰もが一度は経験あるのではないだろうか? 印刷物の場合、原稿を出版社へ預けてか…

6.「おすすめ物件」。おすすめと言いたいだけとちがうのかなぁ?

どのような観点・理由で「おすすめ」物件なのか明確にしていないと、閲覧者は素通りだ。むしろ「あやしい」物件に感じてしまう。 ※かなり生真面目に続けている当日報であるが、本日本稿タイトルを「〜言いたいだけとちゃうんか」にせず、「あやしい」を「ぁ…

5.物件には的確なコメントを。

物件情報を大量に蓄積しておけば、そのどれかがユーザーの求める条件に合致する → 契約につながると考えている安直な会社があるとは思えないが、Webサイトの場合、日頃の商売センスが活かせていないケースは少なくない。 店舗で来店者に物件を紹介するとき、…

4.写真はできるだけたくさん、大きく。

物件を探し始めた段階の見込み客や遠方で現地の見学が容易には行えないお客などにとって、サイトで確認できる物件の外観・内観写真はとても重要な情報となる。 実際に店舗へ来店したお客にも充分な写真情報を見せられたら、現地下見の時間的ロスが大幅に削減…

3.価格の明示。

賃貸物件には家賃本体の他にかかる費用がある。契約時には敷金・礼金・仲介料など。毎月の費用では管理費、駐車場が家賃に含まれるのか別途なのかも知りたい情報だ。 ところが、これら費用に関しての情報が一覧しにくいレイアウトのサイトが少なくない。費用…

2.検索機能は必須。しかし、フツーの機能で必要十分。

前項で「賃貸不動産のWebサイトは物件情報に注力せよ」と述べた。そこで、ユーザーの利便性を考え物件情報に検索機能を盛り込むのは常識以前の必須事項となるのだが、ここに落とし穴がひとつある。 それは「検索機能の充実化を図るあまり、使い勝手が悪くな…

1.コンテンツ・メニューは必要最低限で。

Webサイト成功の極意をいきなり書いてしまう。子供と同様「小さく産んで大きく育てる」のだ。 サイト立ち上げ時、なまじネットへの期待が大きいだけにあれもこれもとコーナーを用意してしまいがち。ところがほとんどのコーナーはコンテンツに育たない。普通…

はじめに

賃貸不動産を扱っている不動産業者のWebサイトを見て回る。重要なのはいつものことながら「ユーザーの視点で」だ。 アクセス数の確保≒見込み客母集団の一定量確保という入口の課題があるわけだが、これは賃貸不動産サイトに限ったことではないし、まったく別…