4.写真はできるだけたくさん、大きく。



物件を探し始めた段階の見込み客や遠方で現地の見学が容易には行えないお客などにとって、サイトで確認できる物件の外観・内観写真はとても重要な情報となる。


実際に店舗へ来店したお客にも充分な写真情報を見せられたら、現地下見の時間的ロスが大幅に削減できるだろう。


データベースを介して動的な仕組みで物件情報を提供する場合、写真点数とその大きさに制限が生じる場合が少なくないが、「なるべく多くの点数を扱う」ことを前提に仕様をまとめるべきだ。


写真はデジタルカメラでの撮影がほとんどであろう。通常のデジカメ画像の縦横比は横位置の画像で横4:縦3となる。


ページのレイアウト上、扱いやすい画像サイズは320 × 240ピクセル。さらに大きな画像を提供できる場合は、640 × 480サイズが扱いやすい。320〜サイズの画像をクリックすると、640〜サイズの画像が表示されるようになっていると良い。


とくに、写真そのものではないが同様に扱われることが多くなる間取り図については、320〜サイズだと細部が不鮮明になる場合がある。もう一段階大きな画像を用意しておくのは親切だろう。


320〜サイズより小さな画像は、160 × 120ピクセルか120 × 90、80 × 60あたりとなる。これらのサイズは細部のようすはわからない。物件一覧リストでの小画像としてか、トップページで特別扱いしたい場合などで有効。


大抵の場合、デジカメ撮影時は高解像度の設定で撮影する。パソコンに取り込んだ後に画像のリサイズ作業が必要になるわけだが、このような作業はPhotoshopのアクション機能に代表される自動処理で済ませよう。


また、サーバ側の処理でリサイズをおこなうケースもある。


当社が提供しているWebアプリでは画像リサイズを基本としており、高解像度の画像から一度に複数のサイズの画像へリサイズできるようにしている。


簡単な使いかたは公開デモサイトでも確かめられるので、興味のある向きはご自身で試してみていただきたい。

http://www.i-tasu.com/dynamic/


<石川@アイタス