事務所移転のプライオリティ



当営業日報の移転先となるブログサービスを選定し、会社サイト本体http://www.i-tasu.com/のリニューアル作業を進め、かつ会社オフィスの引っ越し先をそろそろまじめに決めるかーということで、なにかと刷新方向な当社アイタスでございます。


事務所移転は我が社内的要因ではなく、現所在地の産業振興センターから入居3年の期間満了まであと数ヶ月ダヨー早くでてけヨーと通達があったからなのです。引っ越しめんどくさいからもう少しいさせてと泣いてすがったのですが、笑って却下されました。まぁ、インキュベーション施設なのですから当然ですね。


事務所移転にあたり、せっかくだからなにか良い変化をねらいたいところです。キーワードは「至近」。

○チェックしておきたい本がすぐ入手できる大型書店至近

教育機関との協業強化を考え大学・短大・専門学校至近

○社員食事情改善を意識して食事どころ至近

○公共の交通機関至近

○取引先至近(これはムリだわなー。首都圏の得意先だってあるし)

こんなところかなと。すべてを満たす物件は難しいでしょうから、どれかひとつでも実現させて「移転して良かったねー」と思いたいです。


代理店至近とか役所至近とかススキノ至近とかもあるかなと考えたのですが、アイタスっぽくないので却下。



<石川@アイタス

気づいてみればこの施設に入居して2年半




夕刻、駐車場から西日を撮影。


アイタスが入居しているインキュベーション施設は、なにかと設備が整っていて良いのですが少々長閑すぎるかも。

ですが、夜通しで仕事をしたあと、入居している会社の人に朝方の1時間だけ使用を許されるシャワー室は良いなーと。ただ、会社が入居している3階の自販機に旧千円札が通らないことが悔やまれます。


<長崎@アイタス

教育機関とのコラボレーション



テレビ番組『クイズ面白ゼミナール』やベストセラーとなった『きくばりのすすめ』で三十歳後半以上のかたなら「おー、なつかしい」と思い出してくれるであろう元NHKの名アナウンサー鈴木健二氏。


『きくばりのすすめ』って何十年前なのかしらね。実は弊社の行動指針の根底のひとつに氏のこの著書があるのだと言ったら、現職スタッフも退職したかつての仲間も皆若いから、「な、なんだんってー」「てかそれなに〜?」と驚くであろう。世代を越えての意識共有はかくも難しい。ドリフやひょうきん族は知っているようだが……。


『きくばりのすすめ』(もしかすると氏の他の著書だったかも)のエピソードとして今でも記憶に残っているのが、カメラアングルだったか画面構成だったかの基礎研究を若手時代におこなった話。


たしか、画面を縦横のマスに分け、こう映すとこう、Bの2ならこう、○○○なときベストなのはCの5からのアングルで……といった地味な検証をコツコツしっかりとやったという内容で、記憶に残っていると言いつつえらく不確かでどうもスミマセン。


でね。それまで経験則や「なんとなくこうだよねー」というあいまいなノウハウでしかなかった事象に対して、きっちり科学的に取り組み、データを取って確認した、と。かつてのイシカワ少年(もう青年だったのかなー)は、非常に感銘を受けました。


知ってる範囲やできることで済ませるのではなく、根本的にちゃんと確かめようという姿勢って、カッコイイなと思ったのね。それが一流の人のスタンスだなーと。


アイタスでこのように科学的な基礎研究をした(っぽい)のは、とに会http://wakariyasui-map.comが代表例となるでしょうか。


べらぼうな数のサイトに掲載されているアクセスマップを見て、このマップはここが良い悪い、こう改善するとさらに良くなる。Webサイトに載せておくマップに必要な条件はこうこうこうだ−−−といった地味で時間のかかる検証・研究をしたのでした。


こうした土台があるので、Webサイトに掲載するアクセスマップなら、うちが日本一だと今でも自信を持っています。


本来であれば、このような作業をすべての商品・サービスに対して十二分に実施できると良いのですが、現実的にはとても困難です。圧倒的に人手と時間が足りないという零細企業特有の構造的な話になってしまう。


今すぐ取りかかりたい研究テーマとしては

○旅館やホテル、宿泊施設のWebサイトに必要な要素、それをもとにしたスタンダードなWebサイトテンプレートの策定

○同、歯科医向けのもの。

○同、起業家向けのもの。

○各社ブログサービスの比較検討。特に管理画面の使用感を検証し、優れたユーザビリティ性を持つWebアプリに関するノウハウをさらに蓄積する。うちはここが得意分野なので究めておきたいわーみたいな。

↑これなんかは『ブログサービス徹底比較本』みたいな書籍化もあるよね。

こんなのがあります。


こういうの、一緒に組んでビジネス化するのに興味を持つ教育機関がないかしら〜というのが、月曜朝5時台のわたくしの心を占めている話題でございます。


寝ながら書いているので、てにをはその他あやしげなのは平にご容赦を。



<石川@アイタス

『〜100のヒント』の全項目開示



全100項目の公開、予想外に手間取ってしまっています。


見出しだけでもなにかのヒントにしていただけると思いますので、ここらで項目のリストを出しておきます。こうして改めて見直すと内容が重複する項目を発見してしまったりして……。再整理しつつ順次公開していく予定です。


北海道内中小企業経営者へ贈る

儲かるWebサイト100のヒント<入門編>

見出しリスト


〜公開中〜

1. トップページのFLASHを削除しようhttp://d.hatena.ne.jp/i-tasu/20050110/p4

2. サイト(ネット施策)のコンセプトは明快か?http://d.hatena.ne.jp/i-tasu/20050111/p

3. ユーザー(ターゲット層)第一主義となっているか?http://d.hatena.ne.jp/i-tasu/20050112/p

4. 役立つコンテンツを掲載・更新しているか?http://d.hatena.ne.jp/i-tasu/20050113/p

5. ディスプレイで読ませるコピーライティングhttp://d.hatena.ne.jp/i-tasu/20050114/p

6. 写真で魅せているか?http://d.hatena.ne.jp/i-tasu/20050117/p

7. 目的への流れを生み出しているか?http://d.hatena.ne.jp/i-tasu/20050118/p

8. 担当者は誰なのか?http://d.hatena.ne.jp/i-tasu/20050119/p

9. 会社案内ホームページから事業チャネルへのステップアップhttp://d.hatena.ne.jp/i-tasu/20050120/p

10. イニシャルコストとランニングコストhttp://d.hatena.ne.jp/i-tasu/20050121/p

11. Webサイトは社長直下プロジェクトとなっているか?http://d.hatena.ne.jp/i-tasu/20050124/p

12. SEOは目的ではないhttp://d.hatena.ne.jp/i-tasu/20050125/p

13. 社のポリシー、気くばりがサイトに反映されているか?http://d.hatena.ne.jp/i-tasu/20050126/p

14. 演出よりスピードが大切(表示が遅いサイトは最低)http://d.hatena.ne.jp/i-tasu/20050127/p

15. Webサイトはマスメディアではないhttp://d.hatena.ne.jp/i-tasu/20050128/p

16. 外注先が事業パートナーになっているか?http://d.hatena.ne.jp/i-tasu/20050131/p

17. 値切ることのリスクhttp://d.hatena.ne.jp/i-tasu/20050201/p

18. 社内担当者はプロデューサー・ディレクター(制作実務作業をさせていないか?)http://d.hatena.ne.jp/i-tasu/20050202/p

19. Webサイトはネット外で話題になるhttp://d.hatena.ne.jp/i-tasu/20050203/p

20. 外注先は作文力・編集力を重視せよhttp://d.hatena.ne.jp/i-tasu/20050204/p


〜以下順次公開予定〜

21. 外注先は構成力を重視せよ

22. 外注先はコミュニケーション力を重視せよ

23. 外注先と3ヶ月以上面談していないのは注意信号

24. 社長自身が関連書籍を10冊読んでいなければ話にならない

25. 演説ではなく、美辞麗句ではなく、フェイス・トゥ・フェイスで語りかけているか?

26. 一年前にもホームページなんとかしないと…と思っていた

27. 儲かるWebサイトは印刷系業者では制作できない

28. 儲かるWebサイトはシステム開発会社では構築できない

29. 個人事業主・SOHOが十分の一の見積もりを出す理由

30. 儲かるWebサイトが一般公開されるまで数ヶ月は必要

31. 儲かるWebサイトは作るのではなく育てる

32. 社長のITリテラシー以上の企画は成立しづらい

33. 社長にダメ出しをしてくれる外注先か?

34. 日々失望させている蓄積ダメージ

35. 「ホームページなんて今どき誰でも作れる」のウソ

36. アクセスログは重要な資料

37. Webサイトは見渡せる限度がある(サブサイト・サテライトサイトのすすめ)

38. Webサイト外の業務フローが無いと儲からない

39. 10万円で支店・支社を増やせますか?

40. 残り2割に8割のコストがかかる

41. コンペにフィを払っていますか?

42. Webサイト構築最大の山場は見積書にある

43. Webサイトデザインはグラフィックデザインではない

44. 会員化の不毛

45. 有益な情報を無料で掲載するメリット

46. カード決済システム・ショッピングカート機能の前に電話番号をしっかり掲載する

47. チラシに「詳しくはホームページへ」と記載したことがあったか?

48. 写真にキャプションを入れない怠惰さが儲けを逃している

49. Webサイトは詳細解説メディアである。「詳しくはお問い合わせください」はあり得ない

50. コンテンツの基本は文章と写真。本当にそれを理解しているか?

51. Webサイトは使うメディア。インパクト勝負はナンセンス

52. 企業Webサイトの本質はIT導入でもお役立ちコンテンツの提供でも無い。顧客との接点づくりである。

53. 「Webサイトに投資しても問い合わせメールが増えなかった。効果が上がっていないのではないか?」という疑問に採用情報を例にして反論

54. ネット施策は長期計画で。(サイト企画立案<数ヶ月>→サイト公開後の効果測定・強化案策定<数ヶ月>→)

55. 会社の実力以上のことはサイトでもできない(セールスノウハウ・クレーム対応・マーケティングノウハウ・その他その他)

56. Webサイトから浮き彫りになる会社のボトルネック

57. Webサイトからの売上が伸びてくると、属人的だった販売ノウハウが共有できるようになっていく

58. 「お得意様」は会社のなにを気に入っているか? それがサイトに反映されているか?

59. Webサイトを充実させると、縦割りの会社組織を変えたくなる

60. 経営者ならわかる「儲けてはいけない」観点(企業倫理)

61. 儲かるWebサイトはしぼり込みに成功している

62. CMS導入で問われるコンテンツ供給力

63. 担当者をがんじがらめにしていないか?

64. 内製化を実現するためには最低3名の専従者が必要

65. 「予算10万円で」と依頼される業者の憂鬱

66. 「なにを買ってもらうか」を決めていない企業Webサイトが9割

67. なにを「お問い合わせ」してもらいたいのか

68. Webサイトでのトップセールは可能か?(ブログ導入のすすめ)

69. 儲けは投資した時間に比例する

70. 来店を促す仕組み

71. 目標値は適切か?

72. 調べずに質問する担当者ではうまくいかない

73. 真似されて一人前

74. 競合の動向・異業種の動向・他エリアの動向

75. 地域戦略でネット広告をする愚(サイトへの集客はネット外で)

76. 社長が満足するWebサイトほど儲からない

77. Webサイトを特別視する不思議(季節のセールは?リピーター化の努力は?リアル営業ではやっていることをなぜかサイトではしない)

78. 情報漏洩は人的要因

79. 会社の事情(いいわけ)が多いと儲からない

80. 儲けは細部に宿る(ちょっとした疑問が顧客を遠ざけている)

81. 商品・サービスは見ているが、お客を見ようとしてない

82. ここ3カ月で担当者からの進言があったか?

83. お客とつながる意識(客と会社の利益は同一方向)

84. 社名に隠れて誰も出てこないWebサイトではお客も匿名化してしまう

85. お客の評価をコンテンツ化する。クレームを資産化する

86. 外注業者に尋ねると、売れるか売れないかは1分でわかる

87. ワンソース・マルチユースでは売れない

88. 『じゃらん』の記事がお手本

89. IT導入・Webサイトリニューアルの失敗が繰り返されるのはなぜか?

90. 地元の役所サイト以上のクオリティとなっているか?

91. 競合他社サイトのフォロワーに甘んじていないか?(なぜそうなのか?いいわけに説得力はあるか?競合他社ができているのに貴社ができていないのはなぜか?競合他社より先へ進めていないのはなぜか?)

92. 会社案内地図の文字は読めるか?

93. ニーズを無視していないか?(注文したいのに・予約したいのに・詳しい商品情報見たいのに)

94. ネット施策の‘軍師’はいるか?

95. 「やってみる」ことの重要性

96. 動く画像は儲けを遠ざける

97. 完璧な‘会社案内’サイト。それはそれで良い

98. Webサイトで問われているのは総合的な企業力である

99. サイトで儲けようとしているか?

100. あとがき ‘儲かるWebサイト’が唯一の目標なのか?



<石川@アイタス

迷惑メール・振り込め詐欺の体験記




あまり「営業日報」とは関わりが薄いかもなプライベートな側面が強い内容ですが…。

実際に被害にあってしまう人もいるかもしれないと思い、ここに体験談を記そうと思います。


最近、手の込んだ詐欺の話が後を絶たず、新聞やニュースで、人の弱みや盲点に付け込んだ詐欺が横行しています。それが僕の身にも降りかかりました。



【詐欺ファイル No.001】

「1ヶ月前、あなたの携帯からご利用いただいたハニーコールの利用料がまだ未払いです。」


携帯にある日突然このような電話が。その金額は、なんと一ヶ月で利用料\27,000。

そのおかしな金額から「良くある振り込め詐欺かいな」と警戒して、自分の名前や住所などは伝えないように、その担当者から情報を引き出すよう、慎重に話を進めました。


「サービスを利用した履歴を郵送してよ」と要望したところ、「盗まれると危険で重要な内容のため郵送は不可」とのこと。お金や重要書類を郵送しているこの時代に、なんともおかしな返答が帰ってきました。

そんで、「書類は直接担当者がお伺いして、手渡しするのでそれを見てお支払いください」と、こんな便利な時代にわざわざ遠方から直接お越しいただけるようで…。なんとも礼儀正しい社風です。


他にも…


  • 僕自身の名前・住所を知らないようで、「あなた」としか言わない。
  • 携帯の番号が履歴として残っているんだぞ。という根拠のない証拠をひたすら一押し。
  • 会社名を聞いたので(ハニーカンパニーというそうな)、即ネットで調べてみたらそんな名前の会社は無し。

こんな感じで、あやしいポイントをしっかり抑えていたので、「こっちでも履歴を調べてみて、折り返し連絡しますので」と電話を切る。と、電話を切ると同時に警察の相談室へ連絡を入れました。


こうやって文章で流れを追うだけだと「よくある話だね、私は大丈夫だよーん」と思われがちですが、実際に電話が来ると多少パニック気味になり焦ります(僕だけかな)。

個人情報をさらさないような慎重な駆け引きが必要になることを忘れずに、あわてず騒がず落ち着いた対処が必要です。




【詐欺ファイル No.002】

「私のアドレスにメールした記憶はありますか?」


昨日の夜中に、会社のメールアドレスへこのようなメールが届いてました。

差出人は『井川りかこ』さん。hotmailを使ったアドレスでした。

「なんだこれ?」と思い、内容を見てみると…




私のメールボックスにエクセルらしき添付ファイル付きでメールが来てたんですが…どんなご用件でしょうか?

送信者アドレスが私の知らないアドレスだったので、何か間違いかと思って。

添付ファイルの内容はもしウィルスだったらと思って開いてません。

4458_sumi_15.xlsと言う名前のファイルです。

もし重要な書類だったらと思いメールしたんですが…。


なにー!! ウィルス送っちまったカー!? ノートン先生入れておけば良かった…。

と多少人生を後悔した後、この井川りかこさんへ返信して送られたメール自体を転送してもらおうかと考えてみたり。

ひとまず、ところどころに怪しそうなにおいがほのかに漂っていたので、ひとまず確証を得るため、メールのヘッダーを覗いて見ました。



X-Mail-Agent: BSMTP DLL Feb 11 2003 by Tatsuo Baba


なんじゃこりゃ。

通常は、この項目に相手が使用したメールソフト名が書かれているはずなのですが…。このメールの件名などでググってみると、でるわでるわこのメールと同じ内容のSPAM情報がズラリ。

あぶなく返信して僕のメールアドレスを商品化されるところでした。あぶないあぶない。


この種の迷惑メールは後をたたず、手の込んだ内容で多くのメールが届いています。


  • 件名:ご無沙汰しております。 ←会ったこともないので全然ご無沙汰してません。
  • 件名:いぃことな〜い? ←こっちが聞きたい。
  • 件名:おひさぁ〜♪ ←しらんがな。

こういった内容は、男性のスキに付け込んで返信させようといった狙いなんでしょうかね。



メールなどを使ってお仕事をされているかたは、ウィルス対策ソフトの導入・被害のないメールソフトへ変更するなどの具体的な対策を「実行する」ことが必須条件です。

これを怠ってしまい、ホームページを制作・納品した会社さんのネットワーク全体が犯されてしまい、すべて(ン十台)のパソコンのデータを消去せざるを得ないケースも実際にありました。

今一度、お使いのパソコンや、会社のネットワークを再確認してみてはいかがでしょうか。



<いちいち過剰反応しているのは僕だけだろうか 長崎@アイタス

すごい勢いで当日報をご覧いただいている皆様へ



こんなおいしすぎるネタhttp://d.hatena.ne.jp/i-tasu/20050527/p1があるならヒント集の見出しなんて内容プアなエントリーは今日出すんじゃなかったと反省している石川です。


当社雑文系のストックは、こちらhttp://www.i-tasu.com/warehouse/にもありますので、お時間あるときにでもご笑覧いただけますと嬉しゅうございます。


ちなみに当社アイタス、企業Webサイトのプランニング及び実制作全般、運用のサポート等を主要業務としている会社です。知らない人いるんじゃないかなぁ……。


そうそう、こっそりスタッフ募集しています。http://www.i-tasu.com/recruit/



<石川@アイタス